「ワキガを食事から改善するにはどんなものを食べればいいんだろう?」
「日々の食生活をどんなふうに変えればワキガ対策に役立つのかな?」
こんなことをお考えではありませんか?
今回は、そんなあなたの疑問にお答えするために「ワキガ対策のための食事方法」というテーマでお話していこうと思います。
この記事を読めば、ワキガ対策のためにはどんなものを食べて、どんなものを控えるのがいいのかハッキリわかるはずです。
ぜひ最後まで読んで、あなたのワキガ対策のために役立ててください。
そもそもワキガはなぜ臭うのか?
ワキガ対策の食事のお話をする前に、そもそもワキガの臭いの原因は何なのかということを再確認しておきましょう。
ワキガの臭いの原因は、ワキの下で雑菌が繁殖することで悪臭を出すことです。
雑菌はワキの汗に含まれる体内の老廃物などを栄養にして増殖するため、こうした老廃物をできるだけ減らす食生活をすることが大切になってきます。
また、皮膚表面が酸性に傾くと雑菌の活動が活発になるため、皮膚表面を弱酸性に保っておく必要もあります。
そのためには、ワキガ対策の食事として日々の献立から酸性食品を減らしてアルカリ性食品を多く摂るようにすることが必要となります。
では、そんな食生活をするためには、どんなものを食事に取り入れればよいのでしょうか?
ワキガ対策のために食事から酸性食品を減らす
まず、真っ先にやるべきことは日々の食事から酸性の食品を減らすことです。
酸性の食品を多く摂取すると細胞が酸化しやすくなり、老廃物が多く排出されるようになるためワキガの原因になります。
では、主な酸性食品にはどんなものがあるのでしょうか?
たとえば以下のようなものが挙げられます。
- 肉類
- 魚類
- たまご
- 砂糖
- 穀物類(米、小麦など)
- 植物性油
こうしてみると、日常的に食べているものが多いのではないでしょうか。
これらの食べ物を一切食べないというのは健康にも良くないので、あくまで食べる回数を減らすという感じです。
また、植物性油は非常に酸化しやすいものなので、これは極力減らしたほうがいいでしょう。
ですので、揚げ物やマヨネーズ、スナック菓子、インスタントラーメンなどはできるだけ食べないようにしましょう。
脂質が少ないタンパク源を食事に取り入れる
酸性の食べ物には肉類や魚類が含まれるため、酸性の食べ物を控えるとタンパク質が不足しがちなように思えます。
タンパク質は細胞の材料になる重要なものですので、これはしっかり摂取しておく必要がありますよね。
ポイントとしては、脂質が少ないタンパク源を食事に取り入れるという点です。
そもそもワキガの原因となるのはワキから出る脂汗ですので、脂質を控えるというのはワキガ対策のうえでかなり重要なんです。
では、脂質が少ないタンパク源にはどんなものがあるのでしょうか。
真っ先に思いつくのは豆類です。
豆類は大豆をはじめえんどう豆やそら豆も豊富にタンパク質を含んでおり、植物性タンパク質の代表格と言えます。
大豆を加工した豆腐や納豆にも豊富なタンパク質が含まれて居るので、こうした食品を食事に取り入れるのがよいでしょう。
また、さきほど酸性食品のリストで挙げた魚類も、肉類と比較して脂質が少ないタンパク源と言えます。
ですので、肉類よりも魚類を食生活の中心に据えて、脂質の少ないタンパク源とするのがよいのではないかと思います。
ワキガ対策のためにはアルカリ性食品を食事に取り入れる
酸性の食品を食事から減らし、脂質を抑えることはワキガ対策の食事の第一歩ですが、一方で食事にアルカリ性食品を多めに取り入れることも大切です。
アルカリ性食品は脂質が少ないのが特徴で、ビタミンが多く含まれているものが多いことも特徴です。
こうした特徴はワキガ対策に有効だと言えますので食事にアルカリ性食品を積極的に取り入れてみましょう。
代表的なアルカリ性食品には次のようなものが挙げられます。
- ほうれん草
- 白菜
- ごぼう
- 里芋
- さつまいも
- キュウリ
- リンゴ
- メロン
- ヒジキ
- ワカメ
- 昆布
- キノコ
このリストとさきほどの酸性食品のリストをご覧になるとわかるかもしれませんが、ワキガ対策のためには野菜中心の食生活にしたほうが良いということですね。
高カロリーで味の濃い食べ物に慣れ親しんだ現代人にはなかなかツライものかもしれません。
けれど、こういう食生活をすることは身体の酸化を防いでくれるため、ワキガ対策だけでなく健康にも良いんです。
まさに一石二鳥だと言えますので、ぜひ日々の食生活を改善してみてください。
クエン酸を食事に取り入れてワキガ対策
ワキガ対策の食事として、酸性食品を控えてアルカリ性食品多めに摂るというのはよく言われることですが、クエン酸を摂るというのはあまり聞きませんよね。
クエン酸は梅干しやレモンなどに多く含まれる物質で、疲労回復の効果があります。
よく、すっぱいものは疲れが取れると言いますが、あれはクエン酸のことなんですね。
疲労がたまるとワキガの原因となるアンモニア臭が強くなるので、疲労回復してくれるクエン酸はワキガ対策としても取り入れたほうがいいと思います。
ただ、クエン酸が多く含まれる梅干しは塩分が多いため高血圧症の方には向きません。
なので、梅干しよりも多くのクエン酸を含むレモンを丸かじりしたりジュースにするのがいいと思います。
ビタミンCとEを食事に取り入れてワキガ対策
皮膚表面で発生する臭いには、活性酸素の働きが大きく関係しています。
この活性酸素の働きを抑える作用を「抗酸化作用」というのですが、ビタミンCとビタミンEには高い抗酸化作用があるんです。
そのため、ワキガ対策の上でも抗酸化作用のあるビタミンCとビタミンEを多めに摂ることは有効です。
ビタミンCが多く含まれる食品には、レモンやオレンジ、柿、ほうれん草、ピーマン、パプリカ、ゴーヤなどがあります。
ビタミンEはピーナッツやアーモンドといったナッツ類をはじめ、豆類にも豊富に含まれています。
おやつにはスナック菓子や甘いものをやめて果物やナッツ類を取るようにすれば、コンスタントにビタミンCとビタミンEを摂り入れることができます。
ワキガ対策のための食事法のまとめ
今回は「ワキガ対策のための食事法」ということでお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
こうしてみると、世間でよく言われる「健康的な食事」をしていれば自然とワキガ対策の食事になるということがわかりますよね。
ただ、食事はバランスよく摂らなければ健康を害することも考えられるので、アルカリ性の食品しか摂らないとか、酸性の食品は一切食べないとか、そういう極端なことはやらないでください。
健康を害してしまったらワキガ対策どころのはなしでは無くなってしまいます。
また、食事でワキガの臭いを抑えるのも限界があります。
ワキガ対策にもっとも有効なのは、正しくワキガの原因を知って、正しく対策することです。
こちらの記事では、なぜワキガは臭うのか。そしてどう対策すればよいのかについて詳しく書いています。
ぜひこちらもお読みいただいて、あなたのワキガ対策に活用してください。